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お知らせ

メルマガ第2号 「インフルエンザ」について

2012.11.15

 

いつもお世話になっております。坂口損保の植垣です。
年末の多忙な時期が目前ですが、皆さんどうお過ごしでしょうか?
街中には早くもクリスマスムードが漂ってきていますね。
寒さも徐々に増してきて、1年のうちでも体調を崩しやすい季節で
す。今年の冬は「暖冬になる」「寒波がやってくる」等々、
発信する機関によって予測がまちまちで情報が錯綜していますが、
今回のメルマガでは、気温に関わらず毎年この時期には注意してお
かなければいけないインフルエンザについてご案内いたします。

……… もくじ …………………………………………………………

〜11月に注意しなければならない<インフルエンザ>〜

□ 秋の終わりは冬の訪れ
□ 命名の由来
□ 症状
□ 予防
□ 新型インフル
□ 万一の入院に備え充実した保障を! <代理店広告>
□ 編集後記 〜お染風〜

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■□秋の終わりは冬の訪れ
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快適な秋が終わりを告げ、寒い冬がやってきます。
空気中に溶け込める水分は温度に応じて決まっているので、冬にな
り気温が低くなると、湿度はおのずと低下します。
さらに太平洋側では、フェーン現象の影響も加わって乾燥した状態
になりがちです。
このような原因で、冬はわたしたちの鼻や喉が、カラカラになるの
ですが、この環境が大好きなのが、インフルエンザウィルスです。
そこで今回は、大流行の本番前に、インフルエンザをとりあげます。

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■□命名の由来
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感染の流行が周期的に起こるので、16世紀のイタリアでは、星や
寒気の「影響((伊)influenza)」によるものと考えられていまし
た。そこから、インフルエンザと呼ばれるようになりました。

日本では、江戸時代には、話題の人物や出来事にちなみ、
「谷風」
(「谷風」は無敵の横綱でしたが、インフルエンザであっけなく亡
くなってしまいました。)
「お染風」
(※この意味はのちほど)
などと、世相を反映した名前が付けられました。

明治23年に世界的に大流行した頃から、「流行性感冒(流感)」
と呼ぶことが定着してきました。

大正7年には、「スペインかぜ」と呼ばれるインフルエンザの大流
行が世界中で猛威をふるい、日本だけで罹患者はなんと2,300
万人、死者は38万人におよんだといわれています。

歌人の与謝野晶子は新聞紙上で、「大呉服店、学校、興行物、大工
場、大展覧会等、多くの人間の密集する場所の一時休業を(なぜ)
命じなかったのでせうか」と政府の無策ぶりをを批判しています。

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■□症状
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普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳などの症状も見ら
れます。
特に辛いのが、38℃以上の高熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身倦
怠感などで、この激しい症状が5日間程続きます。
その間、体力・気力ともに消耗しきってしまいます。高齢者では、
死に至る場合もあります。

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■□予防
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インフルエンザ患者の「くしゃみ」や「せき」に含まれているウィ
ルスが、そのまま他の人に吸い込まれるか、空気中に浮遊している
ウィルスを吸い込んで感染していく、飛沫感染が中心です。

したがって、
◎人ごみを極力避ける。
◎外出する際には必ずマスクをつける。
◎外出後の「手洗い」「うがい」をする。
◎加湿器で室内の乾燥を防ぎ、ウィルスの活動を抑える。
◎十分な睡眠をとり、栄養バランスの良い食事をとる。
〜ことが大切です。

また、「予防接種」を受けることも効果的です。
残念ながら、予防接種には健康保険は適用されないので、自費での
接種となります。
費用は医療機関によって異なりますが、一回3000円〜6000
円位です。予防接種を受ける前に、医療機関に費用を問い合わせて
みましょう。
もちろん、予防接種を受けたから絶対にインフルエンザには罹らな
いということではありませんが、たとえ、罹ってしまっても軽い症
状で済みます。

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■□新型インフル
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鳥インフルエンザウィルスが変異することによって、人間に感染す
ると、免疫がほとんどないため爆発的に感染し、世界的な大流行が
起こるのではないかということが心配されています。
大正7年の「スペインかぜ」の当時と現代とでは、人間の活動量は
くらべものになりません。
成田空港だけでも、1日平均8万人以上もの人々が海外と出入りし
てます。
世界のどこで新型インフルエンザが発生しても、日本に持ち込まれ
ない保障はありません。
かつて与謝野晶子が指摘したとおり、「人間の密集する場所の一時
休業」が現実のものになるかもしれません。そうなると、経済活動
はマヒし、別の社会問題が持ち上がりそうです。

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■□万一の入院に備え充実した保障を! <代理店広告>
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■□編集後記 〜 お染風 〜
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明治の半ばまで、庶民はインフルエンザのことを「お染風」と呼ん
でいました。「お染」とは、歌舞伎や浄瑠璃で大人気の「お染久松」
のヒロインです。
江戸浅草の油屋の娘「お染」は、親が決めた許婚がいながら、丁稚
の「久松」と、あっけなく深い恋に落ちてしまいます。
実は「久松」は、ただの丁稚ではなく、御家再興を企てる侍で、本
当は恋をしている場合ではないのですが、ともかく、これが発端と
なって、とんでもない騒動が引き起こされます。

「お染」は、あっさり恋に感染してまいましたが、インフルエンザ
の感染力も、お染の恋に劣らず相当強力であることから、インフル
エンザのことを「お染風」と呼ぶようになったそうです。

ところで、江戸〜明治半ばの庶民は「お染風」を避けるため、玄関
口に、「久松るす(留守)」というお札を貼っていたそうです。
「この家には久松さんはいませんので、お染さん(お染風)はよそ
へ行ってください」という意味の、おまじないです。