メルマガ第57号「自然災害時の車の運転」について
2017.7.14
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蒸し暑い日がつづきますがいかがお過ごしでしょうか。
7月のメルマガは吉田が担当いたします。私は以前福岡県の久留米付近に住んでいたことがあり、今回豪雨の被害に遭われた朝倉、杷木、日田という場所も比較的近くでしたのでよくドライブにでかけたものでした。
緑豊かでのどかなとても良いところで被害の映像を見るたび心が痛みます。
心よりお見舞い申し上げます。
今回は自然災害時の車の運転についてお話しようと思います。1.地震発生時
ハザードランプを点滅させた上で周囲の車や歩行者の状況を確認しながら、路肩へ車を寄せて停止させます。
追突されないようゆっくりと慌てず減速して止まるようにしましょう。
地震がおさまるまでは車の外へ飛び出さずに待機し、携帯電話やラジオなどで地震情報や震度、各地の被害状況などを確認してください。
トンネル内で地震が発生したときは、出口が見通せる位置にいる場合ならゆっくり走行しながらトンネルを抜けた方が良いでしょう。
車から降りて避難する場合はエンジンを切り窓を閉め、車のキーはつけたままで離れます。
キーをつけておくことで、車が緊急車両の通行の妨げになった際に救急隊員が移動させることができます。
車の渋滞や道路の損傷等がある場合はなるべく車での避難は避けた方がよいでしょう。2.豪雨にみまわれたら
鉄道や幹線道路の下を通る地下道などをアンダーパスといいます。
アンダーパスは冠水しやすい場所であり、場合によっては数メートルの水が溜まることもあります。
豪雨時には、このような道路は決して通ってはいけません。
「いつも通っている道だし、これくらいなら行けるかも」という軽い気持ちで運転するのは非常に危険です。
走行中に前の車が停止してどんどん水かさが増えて身動きがとれなくなるということも考えられます。
明らかに冠水している箇所を通るのは避けましょう。
車のエンジンが止まってしまい、車内に水がどんどん入ってきた場合は慌てずに落ち着いて行動することが重要です。
まずドアを開けて避難します。
水がかなりの高さまで来てしまいドアが開かない場合は、窓を開けて脱出しましょう。
窓も開かないときは、頑丈でなかなか割れないフロントガラスではなく、サイドガラスを割るようにします。
簡単に割れる緊急脱出用のハンマーも販売されていますので、万一に備えて準備しておくと良いでしょう。自然災害には、台風などの予測できる災害もあります。
そういった場合は運転を控えるのが一番ですがそういっていられないのも現状です。
日頃から避難経路やハザードマップなどを確認しておく、スマートフォンの災害用アプリを活用するなどいざというときに車がなくても避難できるようにしておくことが大切になります。