メルマガ第84号「車のトラブル」について
2019.9.13
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今年は格別に残暑が厳しいようですが、皆様お変わりありませんでしょうか。
最近の車は壊れにくくなったといわれます。
しかし、定期的な整備を怠ったり、想定していなかった事態によってトラブルが発生することがあります。
万一のトラブルに備えて、今回はトラブル発生時の措置を紹介します。○電気の使い過ぎがバッテリー上がりを招く
エンジンをかけてもモーターが回らなかったり、運転中突然エンジンが停止してしまうことがあります。これはバッテリー上がりが原因です。
バッテリー上がりの原因で多いのが電気の使い過ぎです。
渋滞に巻き込まれたときにエアコンをつけっぱなしにしたり、駐車時にヘッドライトを消し忘れたりす
ると、消費電力がエンジン稼働による充電量を上回ってしまいバッテリー上がりを招きます。
バッテリーが上がってしまった場合の対処法としては、ブースターケーブルで他の車(ハイブリッド車などを除く)とつないで電気を分けてもらう「ジャンピングスタート」や、他車を必要とせず単独で行える、蓄電機能を有する機器「ジャンピングスターター」を使用する方法などがあります。
ただし、どちらの場合も、バッテリー上がりが再発する可能性はあり、万能ではありません。
また、バッテリー自体が破損していたり、寿命を迎えている場合もありますから、整備工場などで点検
してもらうとよいでしょう。○タイヤトラブルで慌てない
トラブルのなかで多いのが、バーストやパンクといったタイヤトラブルです。
とくに高速道路ではバーストが多く発生しています。
バーストとは、走行中にタイヤが破裂してしまうことです。
バーストの原因で最も多いといわれているのが空気圧の低下です。
空気圧の低いタイヤで高速走行を続けていると、タイヤ全体がたわんでしまう「スタンディン
グウェーブ現象」が起こります。
この状態が続くとタイヤが熱を持ち、回転に耐えられなくなって破裂してしまうのです。
バーストが起こったら慌てて急ブレーキを踏んだり急ハンドルを切らず、ハザードランプを点滅させ、ゆっくりと路肩や安全な場所に車を止めてください。
一方、パンクは釘などの尖ったものがタイヤに刺さったり、タイヤの側面を縁石などに擦ってしまうことで起こります。
釘などが刺さった場合は急激に空気が抜けることはないので、速度を落として走行し、整備工場などで修理してもらいましょう。○オーバーヒートは冷却水不足などで起こる
オーバーヒートはエンジンが過熱してパワーが徐々に低下したりエンストを起こす現象です。
オーバーヒートは冷却水不足や冷却ファンの異常などが原因で起こります。
運転中、水温計の針が急激に「H」に振れてきたり、水温の警告灯が点灯した場合は、木陰など太陽の光を遮ることができる場所に停車しましょう。
その後、ボンネットを開け、水温計が「C」と「H」の間くらいに下がるまでエンジンを切らずに待ちます。
ボンネットを開けるときは、エンジンルームが高温になっているので、注意してください。
※冷却水等が漏れている、冷却ファンが回っていない場合は、エンジンを止めてください。投稿者:本社 稲澤