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お知らせ

メルマガ第50号「痴呆予防10か条」について

2016.12.15

年内も残り少なくなって参りました。
この一年はどんな年だったでしょうか。
今月のメルマガは倉敷店の原田が担当させていただきます。

日本人の平均寿命は年々伸びています。
長生きできることは非常にありがたいことですが、一方で高齢化の進行によって様々な問題も浮き彫りになってきています。

その1つが、痴呆や寝たきりなど老後における介護の不安です。
国では国民全員で支え合うという考えで介護保険制度を作りました。
痴呆や寝たきりと言われても、身近に見聞きしなければ、なかなか実感が湧かないものです。
ただ、現在、40歳以上の国民全員が保険加入者となり保険料を払っています。
65歳以上の人は介護が必要になった時に費用の1割を自己負担すれば介護サービスが受けられるようになっています。

そこで、いつ自分がなるか分からない痴呆について少しでも理解しておくことは大切です。
痴呆と言っても、その症状や原因は様々です。
人間の記憶のメカニズムは、【1】「集中・注意する」(新しい情報に意識を向ける)→【2】「覚える(短期記憶)」(一時的に情報を保存する)→【3】「保持する(長期記憶)」(情報を長期的に脳に刻み込む)→【4】思い出す(保持された情報を検索し取り出す)という過程をたどるそうです。

通常のど忘れなどは、【4】の段階がうまくいかないことから起こりますが、痴呆の場合は【2】から【3】の段階でつまずくと言われています。
また、痴呆の原因には「脳血管性痴呆」と「アルツハイマー型痴呆」に大きく分かれるそうです。

「脳血管性痴呆」は、動脈硬化の進行により、血管が詰まる(脳梗塞)、血管が破れる(脳出血)などの脳血管障害が起こり、こうしたことが原因となる痴呆です。若いころから正しい食事や運動を心がけ、生活習慣病を遠ざけることで予防できます。
次に「アルツハイマー型痴呆」は、脳の神経細胞が減り、脳全体が萎縮することで起こります。原因はまだはっきりしていませんが、研究は徐々に進んでいるそうです。

【痴呆(ぼけ)予防10か条】
1.塩分と動物性脂肪を控えたバランスのよい食事を
2.適度に運動を行い、足腰を丈夫に
3.深酒とタバコはやめて規則正しい生活を
4.生活習慣病(高血圧、肥満など)の予防・早期発見・治療
5.転倒に気をつけ、頭の打撲はぼけを招く
6.興味と好奇心を持つように
7.考えをまとめて表現する習慣を
8.こまやかな気配りをしたよい付き合いを
9.いつも若々しくおしゃれ心を忘れずに
10.くよくよしないで明るい気分で生活を

なお、私どもでは、万一要介護状態になった場合に公的介護保険の自己負担や上乗せのサービスなどにご活用いただける保険を取り扱っておりますのでお気軽にご相談ください。