メルマガ第64号「災害伝言ダイヤル」について
2018.2.15
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春はまだ遠いようで、酷寒の日の連続ですが、いかがお過ごしでしょうか?
今月のメルマガは岡山店の石井が担当させていただきます。今回は地震などで役に立つ災害伝言ダイヤルについて紹介します。
災害時には、救助活動に必要な電話回線を確保するために、一般の電話には規制がかけられます。
そのため、当然携帯は繋がらくなります。
こんなときに役立つのが携帯メールです。
メールには通信規制がかけられていないので時間はかかっても送受信できる可能性が高いです。
また公衆電話は優先して通信回線を確保することになっているため、通じやすくなっています。
災害時にはグレーの公衆電話は無料で使えるようになり、緑の電話は通話後に入れた小銭が戻ってきます。
これらの通信手段がすべて通じない場合、頼りになるのが災害伝言ダイヤルです。
これは、ある人が伝言を録音し、別の人がそれを再生して聞くシステムです。
例えば被害者が171にかけて「みんな無事」と録音しておき、友人が171にかけて被害者の電話番号を入力すれば「みんな無事」というメッセージを再生して聞くことができます。
ただし、録音時間は30秒、保存されるのは48時間のため注意が必要です。
一般の電話や携帯からも利用でき、暗証番号を使えば秘密も保持できます。
ただし、震災時はパニックになり混乱する恐れがあるので、一度、家族みんなで予行演習で使っておくことをお勧めします。●災害伝言ダイヤルの使い方
★録音する
1.「171」をダイヤル → 音声にしたがって1(録音)を選択
2.電話番号(自宅など)を入力
3.録音
★再生する
1.「171」をダイヤル → 音声にしたがって2(再生)を選択
2.安否を知りたい人の電話番号を入力
3.メッセージがあれば再生される